生きてくだけで息も絶え絶え

人並みの生活って大変だ

あて

 大してあてにしていないものはいくつかあって、たとえば朝のワイドショーなんかで流れる占いランキングだったり、今年のトレンドファッションだったり、コメンテーターのつまらない持論だったり。

 順位をつけて、誰がいいとかわるいとか、そういうことが好きな人種だなと思う。蝦夷琉球を除いて言えば日本人は単一民族だから、民族間の差別意識や上下感はあまり持っていないように感じる。けれど身分においての上下意識は強いような気がする。血液型や星座で属性を決めて、今日はどの型が1番かをこっそりと競い合っている。誰々より上だったとか、負けたとか、比べられるのを嫌う割にはそういうのが好きだ。そして低い評価は信じない。そのアンバランスさが面白いとも思う。朝からこんなことで心を揺らして疲れないのだろうかと、疑問にも思う。

 流行という点で言えば、ピンクが流行りだと言われれば、街で見かけるピンクに注目してしまう。するとピンクが多いように感じて、流行ってるね〜なんて言うようになる。お店に入ってもやっぱり気になり、手に取り、トレンドカラーはおさえないとね〜なんて言って購入する。その連鎖で一時の流行なるものは出来るんだろうと思う。自分の目には、年がら年中ストライプシャツが流行って見える。その程度のことなのだと、ぼんやり考える。

 そういうものに一々心を揺らしていたらキリがない。だからなるべくフラットに、言葉にくっついているよくわからない感情を削ぎ落として、真意だけを注意深く眺めていたいと思う。心を震わせる、強い真意に出会いたい。

 

 唯一信じている占いは、以前手帳についての記事でとりあげた石井ゆかりさんで、彼女はいいとかわるいとか、誰が上とか下とか言わないからすごく好き。そんな石井さんによる来週の占いで、とてもうれしいことが起こりそうとあった。予定しているイベントがあって、それはずっと楽しみにしていたことだから、そこでうれしいことがあればいいと思う。もしそれ以外でうれしいことがあれば、それも儲けものと思って喜びたい。明日、明後日、その次の日も生きていく。