生きてくだけで息も絶え絶え

人並みの生活って大変だ

頭痛

 先日、公共訓練を受ける為の試験を受けにいった。頭の悪い自覚があったから筆記も面接も対策して行ったが、ダメだなと直感的に悟った。

 国語は辛うじてやれたが、数学(というよりも算数)は壊滅的だった。過去問でやったような問題が出たのに、公式が出てこない。そもそも、名前を書く時間が与えられないとは思わなかった。「名前を書いて始めて下さい」と言われ、ストップウォッチが作動した。馬鹿正直に名前を先に書いたせいで、気が急いてしまったというのは、もちろんただの言い訳だ。それでも「鉛筆を置いて下さい、名前を書いてない人は書いて下さい」とアナウンスが入った時は正直カチンと来た。面接はおそらく、学校の人ではなく都道府県の役人だ。終始高圧的で、自分たちの望む答えが出ないと苛立ったように声を荒げる。

 やりたい事があって、それを仕事にできたら一石二鳥だと思う気持ちがあって、せっかくのチャンスが転がっているのだから活かしたいと浮つく心があった。けれど面接官の女性から一方的に投げつけられる言葉を受け止めるのが苦痛で、途中から完全に放棄してしまった。今日初めて会った人間にこけ下ろされる為にここに来たんじゃないと思った途端、自分の耳は粗を探すような、揚げ足取りが目的だと感じるような、下品な視線と言葉を受け入れる事を諦めた。おそらく不合格だろう。それでいいと思う。

 

 とはいえ現実は厳しい。希望する勤務地で、希望する給与となると数が限られる。ほとんどが営業だ。仕事と割り切れる範囲ではない。転職サイトの登録数を増やした。毎度訊かれる事は一緒だ。どんな職業にどれだけ就いていたか、どんな資格を持っているか、どんな経験をしたか。過去の統計からこういった職業が合いますと言われても、合わなくて辞めた仕事の統計から導かれた答えが最適解とは到底思えない。

 やりたくなくても仕事なんだから割り切れという意見と、やりたくない/やる気がないなら仕事なんて辞めてしまえという意見は、どちらも上から降ってくる。頭が痛くなる。